合格する人の10の特徴

合格する人の10の特徴

志望大学に合格できる人ってどんな人でしょうか?

志望大学に合格するためには、成績を上げなくてはいけません。

すなわち、学力アップを実現することができる人ってどんな人なのか?

共通する特徴として10の特徴を挙げてみました。

 

1 意思が強い

芯がしっかりしている。目標が明確である。めげない。誘惑に負けない

 

自分が掲げた志望大学に向けて、猪突猛進頑張れるか。

例えば、学校の先生に「そんなレベルの高い大学無理やし、やめといたほうがいいよ」とか言われたとしても、

「いや、自分はどうしてもこの大学に行きたいから必死に頑張る!」と思えるかどうか。

他人に「無理無理~」と言われて、「じゃあやめとこうか・・・」となるような、グラグラした意思ではなかなか勉強に打ち込めません。

そんな必死になれるような志望大学が見つからない・・・という人であっても、目の前の誘惑に打ち勝って、こつこつと勉強に向かうことができるかどうか、まずはこの意思の強さが問われます。

 

2 まじめである

毎日勉強することができる。こつこつ頑張れる

 

いうまでもなく、勉強に真面目に取り組めることができる人でないと学力アップは難しいです。

勉強は絶対に毎日やらないといけません。部活などでいくら忙しくて疲れていても、必ず毎日30分でも勉強すること。

日々の生活のなかの最優先事項に勉強が位置していないといけません。

部活などで帰宅が遅い人はなおさらです。スマホをする30分はあるのに、勉強する30分が無いというのは言語道断です。

 

高校生で一番よく学力が伸びる人というのは、こつこつ毎日少しずつでも頑張って勉強している人なのです。

 

3 素直である

先生のアドバイスを受け入れることができる。

 

勉強をしていく中で「あなたはこういう問題点があるから、ここはこういうふうにしたほうがいいよ」という

先生のアドバイスを素直に受けとめて、自分の向上につなげていくことができるかどうか。

先生のアドバイスを受け入れて、納得してどんどん改善していくことができる人は飛躍的に伸びていきます。

「自分はこうするんだ」というのは、ある意味その人の個性の表れありますので、否定するつもりはまったくありませんが、学力アップという観点から見たときに

「それでは損しているよ」とか「それでは点がとれないよ」と感じた場合、先生はアドバイスをするわけです。

 

素直に受け止めて、しっかり納得したうえで改善していけるような柔軟な態度が必要です。

 

4 言語運用能力が高い

日本語の文章からしっかり具体的イメージを持って内容を理解できる

自分の考えや解釈をきちんと正しい文にして説明できる

 

もしかすると、この4がもっとも大事なのかもしれません。

 

いうまでもなく、学力アップのために学ぶべきことはふつう、日本語で表現されています。

教科書や参考書、解説などはすべて日本語の文章で書かれていますし、先生の指導も日本語でなされます。

そして、考えるのも理解するのもすべて日本語で・・・

一つの文章からどれだけ多くのことを具体的にイメージできるか、もしくは論理的に導き出せるか、これが

もしかしたら学力の大きな部分を占めており、学力トップ層とそうでない層を分ける大きなポイントの一つであると私は考えています。

 

簡単な例ですが・・・

太郎君は今日の部活にまだ来ていません。花子さんが太郎君を学校で昼頃見かけたときには元気そうでした。

この文章を読んでどんなことが頭に浮かんだでしょうか?頭に浮かんだこと、まさにそれがイメージですよね。

1 昼から太郎君は体調が悪くなって早退しちゃったのかもしれません。

2 太郎君は、課題をまだ未提出だったので、放課後に職員室に呼び出されて先生に怒られているのかもしれません。

3 太郎君は急に勉強しようと思い立って、自習室に直接行って少し勉強してから部活に行こうと思ったのかもしれません。

4 太郎君は親友が体調が悪くなったのを横について看病しているうちに部活に行けなくなってしまったのかもしれません。

などなど、上の文章から多くの可能性が頭に浮かびます。これが文章から得られるイメージです。

そして、次に

太郎君はいつも健康で元気な人です。ただ課題をいつもやってきません

という追加情報を持っているか、与えられると、おそらく2の可能性が高いと推論できます。もちろん、ほかの可能性もこの時点では否定できませんが・・・。

 

ただの何でもない式や文であっても、そこからどれだけのイメージを持つことができるか、言い換えれば、どれだけの情報を得られるか、が問題を解くにあたって絶対必要なことであり、学力の重要な側面なのです。

そして、このイメージの広がりを支えているのが日本語なのですね。

 

5 なぜそうなるのか、よく考える習慣がある

簡単には納得しない

 

例えば、テキストや問題集をやって、間違った問題をどうしていますか?

 

A 丸つけもせずにほっておく(やりっぱなし)

B 丸つけをして、正答もきちんと赤ペンなり色ペンで余白にしっかり書き込む

C 丸つけをして、解答解説をしっかり読んで理解する。

D 丸つけをして、解答解説をしっかり読んで理解した上で、自分はなぜ間違ったのかを考え、次に同じ問題が出たときにどのように対処すれば正答がえられるかを考えておく。

 

いうまでもなく、Aは一番ひどい。論外です。

Bは一見、表面上は真面目に勉強しているように見えますが、いわゆる勉強を作業化(ルーチン化)している典型です。間違い直しをしたという体裁は整っていますが、頭の中に何も新しいことを学んでいません。人間は何事もルーチン化して、頭を使わずに作業しようとしがちです。しかし、勉強をルーチン化してしまっては学力アップは望めません。

Cは解答解説もしっかり読んでいるので、だいぶんマシです。しかし、ある程度までは伸びますがどこかで頭打ちするタイプです。

 

Dこそが、飛躍的に学力アップし、合格する人です。

 

問題を正解するためには自分に何が足らなかったのか、自分はなぜ間違ってしまったのかっをしっかり分析して次に備えることができる人こそ、合格する人こそ合格する人なのです。

そもそも該当分野が勉強不足で知識が足りなかったから間違ったのであれば、その分野の基礎に立ち返って復習しないといけませんし、単なる計算ミスであったのであれば、次のケアレスミスをしないように注意すると同時に、計算ミスを極力しないような計算の方法も工夫するようにしなければなりません。

 

なぜ間違ったのか分からない場合は先生を徹底的に問い詰めましょう。

簡単に納得しない、完全に100%納得できるまでその問題から決して離れない、そのような人は歩みは遅くても必ず合格できる人です。

 

6 勉強に主体的に取り組めている

塾をどう利用するか、目的意識がはっきりしている

 

中学入試や高校入試で塾の言われるままにやってきた人の中に、高校生になって伸び悩む例が多く見受けられます。

「うちの子は言われたことはしっかりやります!宿題はたくさん出してやってください!」という保護者もときどきおられますが、そういうお子さんもまた、ある程度までは伸びるものの、頭打ちになる例が多い・・・

 

彼らに共通しているのが、受け身の勉強しかしていないということです。

言われたことしかやらない、やれと言われなければやらない、こういう消極的姿勢では合格する人にはなりません。

 

逆に、合格する人はこんなことを言ってきます。

「先生、これ自分でやってみたけど、よくわからんから教えて!」

「先生、この問題集、ええなと思うねんけど、どう思う?」

「先生、数学は自分でやるのは無理やし、塾で教えて。でも国語は自分でこの問題集とこの問題集とでこんな風にやってみるわ」

「本屋さんに行ってみたら、こんな問題集があったし買ってみてん。やってみようと思う!」

「物理を何とかしたいねんけど、おススメの問題集ありますか?」

 

彼らに共通しているのは、勉強に対する積極性、主体です。

こんな風にやってみよう、これにチャレンジしてみよう、というように、工夫を凝らしながら、自主的に勉強に取り組めています。

こういう人たちは、遅かれ早かれ、必ず伸びていくのです。

 

7 メリハリのある勉強をしている

勉強をやるときは集中してがむしゃらにやる

 

勉強をするときとしないときの切り替えをうまくやることが重要です。

勉強しなくちゃ、とわかっていても、なかなかとりかかれなくてだらだらとなんとなく時間が過ぎていく・・・

あるいは、机に向かったものの、スマホや漫画、小説などにきを取られて、勉強に集中していない・・・

 

限られた時間にて最大限の効果を引き出すためには、「さあ、やるぞ!」と勉強にさっさと向かいいったん始めたら、がむしゃらに集中してやらないといけません。

 

そのためには、

「何時から何時は必ず勉強する、と取り決める」

「勉強するときはスマホや漫画、小説など集中の妨げになるものは別室に置く」といった工夫が必要ですし、塾の自習室の利用が望ましいでしょう。

高校生にとって、勉強時間が長いことよりも、どれだけ深く意味ある勉強をしたかということの方が重要です。

そのためには、脳のあらゆる部分を総動員して勉強に集中しなければなりません。

 

8 自分の学力を正確に把握できている

何ができて、何ができないのかをよく分析できている

 

自分は今、どこまで理解できているかを知ることは大変難しいことですが、

勉強するに当たって、何をどこまでできるのかをできるだけ正確に把握することはとっても大切なことです。

 

そのための有効な手段として模試があります。

模試の成績表を見て、志望大学がE判定だった・・・と意気消沈するのはナンセンスなのですが、それについてはまた改めてお話しするとして、模試は自分の学力を正確に把握するための有効なツールです。

 

何ができていなかったのか

対策をして頑張って勉強したことはちゃんと点数に反映されているのか、

目標達成までにはあとどれくらい頑張らないといけないのか、

今の自分には何が足りないのか、何に重点的に取り組まないといけないのか、

 

模試を利用して、しっかりと現状の学力を分析することで、今後の勉強を効率良く進めていくことができます。

 

やまぎわ高校ゼミでは、いつでも無料で模試の成績表による学力相談を承っていますので、是非ご連絡下さいませ。

 

さて、模試だけではありません。

普段の勉強においても、常に自分の学力(理解度)を確認しながら進めていくことが大変重要です。

いわゆる「わかったつもり」というのは本番の入試においては大きなリスクとなります。

 

本当にわかったのか、

1カ月先、半年先に同じ問題を出されたとしても、確実に自信をもって正答を導きだせるか、

常にこうしたフィードバックを忘れないようにして、勉強を進めていきましょう!

 

9 勉強に対してやる気と悲壮感が感じられる

やるべきことを確実にこなしている だらだらとしている時間がない

 

当たり前ですが、勉強に対して「やる気」がないと、いくら形の上で勉強をこなしても、学力は伸びません。何事につけ、イヤイヤやっていては何一つ身につかないのです。

「さあやるぞ!」と前向きで爽やかな気持ちでもって勉強に向かいたいものです。

 

ところで、この「やる気」っていったい何なのでしょうか?「やる気」の正体とは?そして「やる気」を出すにはどうしたらいいのでしょう?

 

一般に「やる気」とは「物事を成し遂げようとする積極的な気持ち」と説明できると思います。「やる“気”」と書きますが、「気」というのは、きわめてあいまいで微妙なものです。「気分」や「空気」というコトバに象徴されるように、なかなかはっきりとこれだ!とつかみ取ることができません。

ですから、自分でコントロールすることは大変難しいと言えるでしょう。巷で「やる気スイッチ」をオンにするとか言われるのを耳にすることもありますが、「やる気」とは、まるで電気のスイッチをオンオフするように制御できる簡単なものではないのです。(そうはいっても、いずれ将来は脳科学がすさまじく進歩して“「やる気」を出すクスリ”なんてものが世に出回る時代が来るかもしれませんが)

 

勉強についても「やらないといけない」というストレスは誰しも比較的簡単に強く感じることができるのに対して、「さあやるぞ!」と「やる気」を出すことは難しく、誰もが簡単にという訳にはいきません。ただ、方法論としては「こうすればうまくいく」というものがあります。以下にそのうちの5つを簡単に説明しますので、是非実践してみましょう。

 

「やる気」を出すための条件 1

積極的に何かをやろう!という前向きな気持ち(=やる気)が生まれるために、まず必要な前提条件として、心身が健全であることが挙げられます。

規則正しい生活を送り、健康な生活を送りましょう。調子の悪い部位は病院に行ったり薬を服用するなどしてしっかり治しましょう。まずカラダが健康な状態であることが必要です。

 

「やる気」を出すための条件 2

からだの次はココロです。

あなたはいま精神的に安定した状態でしょうか?悩み事が一つもない、なんて人はいないでしょうが、非常につらいことや悲しいこと、イヤなことがあったり、心配だったり不安な気持ちがあったり、精神的にネガティブで不安定な状態であるとすれば、まずは精神的に落ち着いた状態になれるようにココロを整理しましょう。

 

「やる気」を出すための条件 3

あなたにとって勉強とは何なのか、よく考えてみましょう。どうしてもどうしてもキライでイヤで、勉強と自分は水と油のように相容れないと感じるのであれば、今のタイミングで無理に勉強に向かうことはありません。今はそう感じていても半年もたてば気持ちが変わるかもしれないし、別に悲観的になることはありません。状況が変わるのを待ちましょう。

一方、あなたが多少なりとも打算的で、大学入試のこと、そして自分の将来のことを少しでも考えるならば、今現在において、勉強することがいかに大事なことであるか、(それがキライであったとしても)頭では理解できると思います。このあたりについては、また回を改めて説明しましょう。この部分に非常に敏感になっている場合、悲壮感が感じられるようになります。

 

「やる気」を出すための条件 4

一緒に頑張れる仲間、友達の存在は大きな支えになってくれます。一方、負けたくないライバルの存在も「やる気」を引き出してくれるものです。

 

やる気を出すための条件 5

何か自分の好きなことをあえて犠牲にして、意識的に渇望状態を作り出すのも一つのアプローチです。偏差値が10上がるまでは、好きなゲームを絶対にやらない、とか、志望大学に合格するまでは一切の漫画本を物置に片付けて封印する、とか、苦手な科目であれば、平均点以上取れるようになるまでは好きなアーティストのコンサートには絶対に行かないとか、自分でいくらでも設定することができますね。

あるいは、逆に、自分の好きなことを報酬にして、ご褒美作戦を立てるのもいいでしょう。順位が10位あがったら、録画しておいた好きなドラマを全巻見る!とか、何か買ってもらう!とか、これも自分でいくらでも設定できます。

いずれにせよ、このアプローチで重要なことは、具体的な目標と、具体的な期間設定です。できれば先生や友達など、第三者に宣言をして客観的な評価を得られるようにしておいたほうがいいでしょう。

さて、楽しいことを楽しむ、好きな音楽を聴く、好きなものを食べ、好きなことをする、というような、ただ単に楽しく幸せに日々の暮らしを送る、というところにはおそらく立派な「やる気」は芽生えません。現在満ち足りていて、現状に満足してしまうと、人間というものは向上心を忘れて怠惰な気持ちに支配されがちです。

 

「やる気」を出して勉強する、という行為は非常にエネルギーを消費しますし、頭をすごく使わないといけません。ほとんどの幸せな日々を送っている現代人は、頭を使うことが面倒くさいと感じ、社会のIT化が進み生活が便利になるに比例して、自分の頭を使って考えることをしないことに慣れっこになってきています。本来、人間という生き物が持っている、ここまで地球上に文明を発展させてきた原動力こそ「向上心」であり、これを忘れてしまってはいけません。

毎日をだらだらと過ごしてしまうことがいかに無為であるか、一度立ち止まって自分の生活を省みてみることをオススメします。そうすれば、これまでの人類の歴史において累々と築かれてきた人類の英知を少しでも学ぼうという気持ち、自分を高めていこうという気持ちが自然と湧き出てくるのではないでしょうか・・・

 

10 塾にほぼ毎日来ている

しっかり授業を受け、貪欲に学んでいる

 

授業のない日も自習室を利用して勉強している

「塾をしっかり利用する」と言い換えてもいいでしょう。学ぶ意欲が高い人は授業中も先生としっかりコミュニケーションをとり、ディスカッションができています。こういう人は間違いなく伸びていくものです。ただし、ここで言うディスカッションと雑談とは違います。学習内容について、先生の解説に対し、自分の考えを述べたり、疑問点について質問をしたり、納得いくまでとことん追究していくことを指しています。

自分で勉強したことが、正しく理解できているのか、確認するためにも先生とのディスカッションは欠かせません。やまぎわ高校ゼミの教室では日々、ハイレベルなディスカッションがとびかっています!

単に塾に来て、演習を行って、先生の解説を聞いて、ハイ、終わり、ではなくて、授業の時間にこそ、明確な目的意識のもと、先生とのディスカッションに挑んでみてくださいね。

授業のない日も、自習室を是非利用してください。学校帰りに1時間でも、30分でもいいから自習室に来て勉強することはとても大切です。勉強を優先した生活を送ることが、まず、成績アップのための前提となりますから、そのための意識の現れとして、自習室を毎日利用して勉強するという行動は、たいへん素晴らしいものです。

 

やまぎわ高校ゼミの自習室は月曜日から日曜日までの朝10時から夜11時まで、原則的にずっと利用できます。静かに集中して勉強できる環境を整えています。飲食も可能です。自分のスタイルでしっかり勉強できます。授業のある日もない日も毎日塾に来て勉強しましょう!